キャンプの楽しみ方 その1 ― 荷造り(にづくり)から、キャンプをはじめよう!

キャンプの楽しみ方 その1 ― 荷造り(にづくり)から、キャンプをはじめよう!

実は、キャンプは荷造りからはじまっています。

参加する本人も送り出すご家族も、期待と不安でドキドキ・ワクワクですよね。

現地で困らないために、荷造り(パッキング)はしっかり準備しておきたいです。キャンプの成功は荷造りからです。
例えば、野外炊事の火おこしは楽しみにですよね。服装としては火の粉が飛んだりして火傷を防くために長袖・長ズボンは、必須です。肌の露出が多いとかまどの前に立たせることができません。

荷物の一覧は、パンフレットやご案内書をご覧ください。(サイトにも載せていますが、感染対策グッツなどが抜けています。ご注意ください。

ここでは、荷造り(パッキング)の基本をお伝えしておきます。

荷造りは余裕を持って準備すべし!
私は、この前の研修で、腕時計を玄関に忘れてめちゃくちゃ困りました。時間を見ようとなにも付けていない手首を何度も見て、ガッカリ。原因は慌てて前日に準備したからです。
わかっているつもりでも、あわてて詰め込めば、結局使わないモノがあったり、足りなくて寒い思いをしたり、なんらかのトラブルにつながります。
荷物は広げて、確認すべし!
荷造りは参加する本人が中心で準備しましょう!カバンの中に何がどこに入っているのか、知っておいてほしいからです。
着がえを個別の袋に細かく分けるときは、「○日目下着」のように見出しを書いてあると便利です。
全体をみておくことで、現地で帰りの荷造りする時もイメージできます。
持ち物には名前を書くべし!
必ず持ち物にはお名前を書いてください。
残念ながら毎回、名無しの靴下や肌着など出てきてしまいます。間違って友だちの物を持ち帰ってしまった等も起きています。

荷造りを本人に!持ち物に名前を!とお願いしているのには、理由があります。

私には、忘れられない出来事があります。

5、6年前、とあるキャンプの解散場所です。落とし物として届けられた真新しい名無しのジャージをリーダーが掲げて「保護者の方、見覚えありませんか?」と尋ねました。
解散後「コレ、あなたのじゃない!このキャンプのために買ってあげたのに!一度も着なかったの!?」とお怒りのお母さんが登場。お母さんのキャンプを楽しんできてほしいという思いが新しいジャージに込められていたこともよくわかります。
でも、本人にそのジャージが自分の物だった認識はなかったようです。「私がここに入れてあげたのに!」という言葉がそれを物語っていました。
おしかりを受けるその子の表情は、みるみる曇り必死で涙をこらえていました。楽しかった気持ちは、一瞬でイヤな気持ちに塗り替えられてしまったようです。

その様子を見ながら、声をかけることができなかったことを私は今でも悔いています。


楽しかったはずの思い出が、物をなくしたり、忘れたりすることでイヤな思い出にしないために!事務局からのお願いです。
◇ ひ ◇

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