「浜名湖の恵み」

「浜名湖の恵み」

<トムソーヤクラブ通信 Vol.93、2009/6/01、ふれあいランドより転載>        写真は2009年3月浜名湖にて

静岡県西部に位置する浜名湖は面積65K㎡、全国で10番目に広い湖であり、海水と淡水が混じり合う汽水湖としては4番目の大きさである。今年3月の春休み中、関東から10人、中部東海から9人、関西から10人、計29人の小学生が集合し”浜名湖の恵み”を探検する3日間をすごした。その活動の様子をちょっぴり報告する。

■アマモ場の生き物観察
水中植物が茂るアマモ場は海のゆりかごと呼ばれ、小さな生き物たちの隠れ家、小魚たちのえさ場、水をきれいにしてくれるフィルターの役割を果たしている。胴長とライフベストを着用し、潮が引いた時刻に合わせてアマモ場へ出かけ生き物観察を行った。
<みんなの声>
「私がうれしかったのは、初めてどう長をはけたことです」「私がうれしかったのは、いろいろな生き物と会えたことで、アメフラシやヤドカリやワレカラなどをま近で見たこと」「私が驚いたのは、アメフラシがむらさき色のえきを出した」

■湖岸の清掃活動
朝早くに湖岸に集合。体操をして身体をほ ぐした後、湖岸の清掃活動を行った。2日目は弁天島の湖岸を右へ、3日目は左方向へ向かった。
<みんなの声>
「私ががっかりしたのは、ゴミがたくさんあったこと」「私が驚いたのは、海にあんなにもゴミが落ちていたこと」「私がもっとやりたいなと思ったのは、ゴミをへらしたい」「タバコのすいがらがいちばん多かった」

■無人島いかり瀬の探検
弁天島から、目の前に広がる無人島「いかり瀬」に船で渡り、島内を探検して歩いた。砂地の植物ハマエンドウを観察し、ゴミを回収しながら干潟の生き物を観察した。後半は、潮の引いた場所で、アサリ採りを行った。
<みんなの声>
「私が驚いたのは、アサリがたくさんあった」「私が驚いたのは、む人島にクラゲが砂の上にたくさんいた」「私がうれしかったのは・・・無人島のいかりせに行けた」

■ノリ養殖見学とノリすき体験
渡船に乗船。国道1号線、JR東海道線、東海道新幹線の下をくぐって渚園近くのノリ網まで移動。船をおりて、グループごとにザルとバケツを持ってノリ採集を開始。採集後は、真水で洗ってから網に広げて乾燥準備を行う。ノリすき体験用のノリと道具を準備していただき、一人づつがノリすき体験を行う。
<みんなの声>
「私が驚いたのは、ノリがあみにくっついていてびっくり」「私が驚いたのは、みずうみにノリがあったこと」「私ががっかりしているのは、ノリすきで、つくったノリがすぐ食べられなかったこと」

■体験学習施設ウオットの見学
旅館から30分ほど、水路沿いの遊歩道を歩いて公園「渚園」の一角にある「ウオット」に到着。ガイドの案内で施設内での体験と見学をしながら、浜名湖と生き物について学習。昨日、自分たちで手すきした、ノリをお土産として持ち帰る。
<みんなの声>
「私がもっと知りたいなと思ったのは、浜名湖の生き物をもっと詳しく知りたい」「私がもっと知りたいなと思ったのは、浜名湖では400種の生き物だったけど、日本では何種いるのか?」

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